天気を見図らって2
天気予報を見て
晴れの日を見計らっての ホテル1泊 盛岡旅
既に2日目の田沢湖ブルーのことは書いたが
その前日のこと・・・
今回は 有料道路を一切利用しないという計画
天気の良い日 良い景色を眺めながら
ひたすら のんびりと走りたいと思ったからである
というのも
鶴岡・酒田は雪と雨
会津若松は雨と激しい黄砂
青森もやはり雨と
天気予報から目が離せない 3度の2泊3日の旅をしてきた
それだけに
今回は 何よりも 晴れであることを優先し
以前にも使ったことのあるビジネスホテルの
広目のツインルームに空きがあったので 予約を即断したのだった
家を出て 無料区間の三陸道を陸前高田ICまで走る
そこからしばらくは 気仙川沿いの道を走り赤羽峠を越え
遠野市の遠野住田ICから宮守ICまで 無料区間の釜石道を走り
宮守ICからは 一般道で お気に入りの「道の駅みやもり」に到着
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」で有名になった「めがね橋」
道の駅に入ると 壁には
そして ミニサイズのわさびソフト
私のお気に入りで
地産のワサビを使用した から味の効いたソフトをいただいた
そこからは山間の道を 気持ち良く走り
盛岡のすぐ手前となる稗貫(ひえぬき)から 矢巾方向へと西に向かい
パスタ専門店「トレンタ」矢巾店で昼食
「トレンタ」は秋田生まれのお店で
有名な稲庭うどんの素材を使用した もちもち感のあるパスタが特長で
濃厚なスープパスタが 何よりも好きだが
なかなか 訪れる機会がなかった・・・
そして妻も私も いつか行きたいと思いながらも
一度も訪れることがなかった 報恩寺へ・・・
この報恩寺は 南部藩主が1394年に開基した寺で
豊臣秀吉による奥州仕置きにより 南部藩の所領が移され
現在地に移転したと思われる
南部藩内の20か寺の曹洞宗総録であり
歴代の南部藩主が眠る寺
しかも
地域の禅修行の専門僧堂
昭和35年に火災により本堂は全焼し
昭和39年に再建されたという
戊辰戦争の際
奥羽越列藩同盟を離脱した久保田藩を攻めた責を問われた
南部藩家老 楢山佐渡が ここで切腹を命ぜられたことでも有名
とはいえ
その時の本堂ではない・・・
一の門で礼をして入る
威風堂々たる楼門が待ち構えていた
かつて 写真で見たことはあったが
実際に目にして 驚いてしまった
帰宅してから調べてみたら
この様式は 禅宗様特有の楼門形式で
屋根がとても大きく
斗栱(ときょう)と呼ばれる
ウ冠(うかんむり)を逆さにしたような部材を
詰組(つめぐみ)という手法で いくつも密に組み上げることで
その構えを一層 堂々と大きく見せている
加えて 像や獅子 さらには龍の彫り物も多数あり
見応えはいかばかりか・・・
数ある斗栱のうち 新たな部材修復の跡もみられ
どのようにして 新しい部材を組み込むのかは
私の頭では理解できなかったが
絶えず保全努力がなされていることに 敬服するばかりだった
そして 楼門から一の門方向を振り返って・・・その延長上には・・・
・・・もしかして・・・ と思い
スマホで地図を開き 盛岡城の天守閣と報恩寺の位置関係を調べたら
やはり 盛岡城址からみて しっかりと丑寅の方角に位置し
この報恩寺が 鬼門封じとなっていたことに気が付いた
城主の霊廟が城下の鬼門封じになっているのは
日光東照宮が あまりにも有名だが
ここも そうだった・・・
報恩寺は やはり報恩寺だった・・・
さて
ここのお目当ては やはり本堂と五百羅漢
楼門を抜けると
左手に 土蔵造りの羅漢堂が見えた
本堂内部を写真にすることは控え
受付を済ませて
羅漢堂へと移動
途中 展示物があったが
どうみても 重要文化財クラスのものとしか思えない遺物が
驚くことに あまりにも安易に並べられていた・・・
そのひとつひとつに
とても深い歴史があることがあることが推察されたからだ・・・
羅漢堂に入り 唖然とした
写真撮影可ということなので・・・
小さな窓が配された 周囲のすべてに
悟りを得た行者(聖者)がびっしりと並んでいた・・・
華厳殿造りの内部が その薄暗さもあって
一層 厳粛な気持ちにさせられた
おっと・・・忘れてはいけないと 気を取り直し
中央部に向かって合掌
中央の板の間の天井には 龍の絵が・・・
お名前は失念したが 狩野派の絵師の作品という・・・
そして 金箔仕上げの仏像をひとつひとつ・・・
さらに そのすべてが 異なる仕草と表情で・・・
薄暗いお堂での 手持ちスマホでの撮影なので
ピントが合っていないのは ご容赦いただきたい
さすがに 499体のお姿を
すべて拝することは 明るさが不足しており 叶わなかったが
拝する者に 常に何かを語りかけているかのようだった・・・
やはり 残りの1体は私自身であり
しっかりと生きよ! と語りかけられているような気がした
駐車場に向かう参道で
「来て良かった ほんと凄かったね」と妻と話した
何かしら 憑いていたものが落ちたような・・・
ふっと 肩が軽くなった気がした
そこから 夕顔瀬橋と太田橋を通り
岩手県立美術館に向かった
続く
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