天候不安の青森旅4
最高気温が11度という状況で
いつ雨になっても不思議ではないお天気だったこともあり
昼食の時間を惜しんで遺跡見学を優先させた結果
午後2時を過ぎて
津軽鉄道の中泊駅という 小さな駅の小さな食堂で
かろうじて 味噌ラーメンを食べることができた私たち夫婦
コンビニのおにぎりで済まそうかと思ったが
やはり 温かい食事を身体が求めていたことは事実で
「あったまったね」と 妻・・・
車に乗り込む時に
駅に 1両だけの列車が入ってきたのに気が付いた
冬には とんでもない量の雪と
猛烈な地吹雪の中を走る車両が 愛おしく思えた・・・
んんっ!?
車両の前方に白いものが・・・
「祝優勝 尊富士」の文字があった
先場所で 優勝決定戦直前に
足を怪我しながらも 新入幕優勝という
とんでもない快挙を成し遂げた尊富士関を
どれだけの想いで 地元民が応援していたかが想像できるだけに
この車両を見て 嬉しくなった
大相撲五月場所が始まり
やはり 尊富士関は
足の治療のために休場となった
さて
中泊町から蟹田町までは 青森県道12号を走った
道路幅がとても広い 軽い高低差のある山間の道だった
しかも 信号機もない 対向車もない・・・
みごとなまでのひとり旅状態・・・
数年前になってしまったが
北海道の南富良野から占冠(しむかっぷ)までの道を
気持ち良く走った記憶が蘇った
この道幅が広いのには訳があり
除雪後に 道路が狭くなるのを避けるのに都合が良いからである
豪雪地帯ならではの 山間部の道の在り方を示しているかもしれない・・・
ドライブしていて 気持ち良い時間というものは 直ぐに終わるもので
この日最後の目的地である 大平山元(おおだいやまもと)遺跡に到着
縄文遺跡群では最古の場所で
現時点では 縄文遺跡群の筆頭になる場所
時代的には
紀元前13000年から紀元前7000年ごろと推定されるという
まずは
駐車場のある むーもん館という資料館に入ることにした
世界遺産登録がなされてから作られた施設で
中に入ると 薬品等の匂いが充満していた
印刷物からなのか 展示物からなのか
はたまた内装建材からなのかは不明だったが
入ると直ぐに 呼吸が苦しくなった私
有料施設だというのに
息苦しさもあり
僅かな時間で 駆け足で資料を眺めた
縄文遺跡日本最古を決定付けた 一片の土器が
暗い場所に 丁重に陳列されてはいたが
数ある縄文遺跡で 現存する資料としては
まさにこれしかないという
とんでもなく貴重な資料だというのに・・・
説明文も 特別感のある表示ではなく
さらりと 書かれていたのにはがっかりした
妻も「勿体ない展示だったね」と・・・
もしかすると 世界最古で唯一無二の 縄文期資料なのに・・・
むーもん館から出て 息苦しさ解放され
何度か 深呼吸をしたが
私にすれば かなり危険なことをしたものだ・・・
むーもん館の道路向かいには
世界遺産指定されたことで
今回 やっと足を止めることになったが
陸奥湾産の海産物の とても美味しい場所としても知っていた・・・
また雨になりそうな雲行きとなり
寒さ対策が不足した外遊びも そろそろ限界で
時間も 午後4時を過ぎていたので
ホテルに戻ることにした
妻の足のことを気にかけてはいたが
妻も楽しかったらしく
よくぞ歩いたものだと思う
ホテルに戻って 窓ガラスを見ると
綺麗になっていた
おかげで
すっきりとはしたが
やはり八甲田山は 雲で隠れていた
この日の夕食は
近くの居酒屋で済ませた
陸奥湾の海産物を楽しみながら 珍しくビールをいただいたが
アルコールに弱く 簡単に真っ赤になってしまう私
目の前にあるホテルに戻って
そのままベッドで眠ってしまった
しばらくして
妻に起こされて 風呂に入り
ぐっすりと翌日の朝まで眠ることができた
続く
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