ちょっと早いけど 36回目の記念日

私たち夫婦の 36回目の結婚記念のお祝いをしてきた
しかしながら結婚記念日は 一週間後の今月31日

その日は お気に入りの宿の予約が埋まっていたため
少し早いお祝いを 一週間前に行うことにしたのだった

自家用車で一般道を 片道2時間半
愛車でのドライブを楽しむには 苦にはならない距離と時間

花巻の市街地には さすがに雪はなかったが 
宿に近づくにつれて 路肩の雪は厚さを増していく
奥羽山脈の山間の温泉地は まったく別世界だった
 
チェックイン予定時刻の午後3時から 10分ばかり過ぎて
大量に雪が残る宿の駐車場に 車を乗り入れると
すかさず 車のところまで 小柄な女性スタッフが歩み寄る
名を告げると 
「本日はありがとうございます お待ちしておりました」と
満面の笑顔で対応してくれた

ここは お気に入りの宿   花巻の「志だて」
客室は さして広くはないけれど 
楽天トラベルの2017年ランキングで 全国第8位に選ばれたお宿
しかも 大人の隠れ家みたいな静かなお宿

最新のランキングというものは 結果として付いてくるもので
私たちにすれば これまでどおりのお気に入りの宿であり
特に何かしらの変化を求める訳でもない

静かな宿で 良質の温泉を楽しめて 
極上の和食懐石も楽しめ
そして何よりも 
泊まっていて 気持ちが寛げるならばそれが最良
川を見下ろせる ロビーの一角
宮澤賢治が愛した豊沢川を見下ろして
チェックイン時に ロビーでお茶を楽しむ
大好きな花豆をひとつ口に入れたあとで・・・
今回は 最上階のお部屋を予約 

部屋に案内されると 初めてのことだったが
妻用の椅子が用意されていた 
「ありがとうございます」と椅子のことを感謝すると
「とんでもございません。」と爽やかな笑顔でスタッフが応えた

これまでの利用記録から
足が悪い妻のために スタッフが気配りをしてくれたのだ
おもてなしのレベルが一段上がったと感じられた


どの部屋にも 豊沢川の方向に バルコニーと半露天風呂がある
 
早々に浴衣に着替え
雪が残る山と川を眺めながら 
早速 部屋のかけ流しの温泉を楽しむ
「いつものことだけど 肌がつるつるになる」と 妻は喜んでいた

夕食までには まだ時間があるので 
ベッドで横になり 寛いでいたら つい うとうとと・・・・

テレビを見ていた妻に 声を起こされて
一緒に 宿の売店へと・・・・
そう・・・妻のいつものお楽しみ・・・
自宅用の甘い花豆と羊羹を購入 

部屋に戻り 気になっている大相撲三月場所13日目を観戦

夕食予約の午後6時になり 食事処へと移動 

お待ちかねの 個室でいただく和食懐石のコース開始
これまでもそうだったが
ここのスタッフの素晴らしいところは
扉が閉められた完全個室にもかかわらず 
出されたお料理が 食べ終わる頃合いを
まるで見計らったかのように
絶妙なタイミングで 次のお料理が配膳されるという・・・


さて今回は 全20品のコースで 
記事として紹介するのは その一部となる

「宿からのサービスです」と出されたものに驚く
宿の会員登録の内容から 宿が粋な計らいをしてくれたのだった
妻と乾杯 36年間ありがとう!
先付
雲丹豆腐イクラ載せ
旬菜
合鴨ロース 甘鯛松笠揚げ みがきにしん有馬煮 あん胆豆腐 海老ムース ばっけ味噌  
お造り
ボタンエビ マグロ ハマチ
そして 地元産の高級山葵(わさび)をすりおろして 
気仙沼人の私たちも唸るような
鮮度と甘さが抜群の お刺身をいただく
遠野のお隣りの 宮守産山葵
揚げもの
本シシャモ ウド コゴミ タラの芽を 岩塩とレモンでいただく 
通常に販売されている偽シシャモは 実はカぺリンという名の魚で
本物のシシャモは 比べようもないほどに 姿もお味も まるで異なる

私の人生で 3度目となった 今回の本シシャモ
釧路産ということだったが  
さすがに 甘味 旨味に優れている
そして 山菜の天麩羅も 実に上品で
甘味 とろけるような口触り いずれも絶品だった

緻密な手仕事の結果というものは 実に口に楽しいものである 

煮物
里芋まんじゅう みぞれ餡かけ

焼きもの
タラバ蟹のバター焼き
驚くほどの甘味と旨味で これまた絶句

サラダ 
妻とシェアしていただく
ご飯
ひとめぼれの白ご飯を注文
先ほどの すりおろした本山葵を少し載せ 
そこに醤油をひと垂らしでいただく 超贅沢ご飯
新鮮な本山葵ならではの 香り 甘味 辛味が見事にご飯と調和した

味噌汁
旨味の宝庫 わたり蟹の味噌汁と
お漬物という組み合わせ
日本人に生まれて良かったと つくづく実感

フルーツ
シャーベット
甘味をおさえた 柚子シャーベット
果物は 完熟ものでまとめられ

シャーベットは 甘味を抑えた上に  
鼻を突き抜ける 濃厚な柚子の香りに 
最後に「やられた~」という気持ちになった


コースを終えたのは 午後7時半過ぎ
和食懐石の1時間半を 十分過ぎるほどに堪能した

部屋に戻ると
妻から料理の感想が・・・・あれも これもおいしかった・・・

夫として 至福の瞬間


少し休んでから 大きなお風呂も楽しむ

普段から 大きな家でふたりだけの生活
でも 時には場所を変え 少し窮屈な宿の部屋で過ごすと
自分たちの暮らしの贅沢さに あらためて気が付く

日常の生活が 静けさに包まれ 
実にゆったりとしたものであることを 
あらためて感じる機会となる

暖かな自宅の16畳のリビングに 
肘掛け付きのひとり用のソファーをふたつ並べ
食後にはリラックスした時間を ふたり並んで過ごす

そして 時には旅行に出かけたり
今回のように温泉と和食を楽しむ

ましてや記念日ともなれば 喜ばしいことで・・・

妻と過ごせる こんな時間が いつまでも続いてほしいものだと思う






コメント

goemon さんの投稿…
いいですね〜、ウチもお出掛けの計画を立てたいなあ・・
ご存知のとおり、車があればいるんだなと判断されて
お誘いの呼び出しが止まないOTTOちゃんなので
二人でまったりはいつ出来るのか・・・

それにしても
記念日おめでとうございます(^^)
mistyhill さんの投稿…
goemon さん ありがとうございます。
お友達から大切にされるご主人は、私からすれば羨ましいです。
ぜひ時間を作って、ふたりでのお出かけを楽しんでください。

それから、今年から当面は、1泊以上の旅行はできなくなりました。
義母の介護が始まったのです。仕方ないですね。



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