ちいさきもの
今朝のことである
小さな小さな 双葉が出た
バジルの双葉
多くの方は苗を購入し プランターで栽培されることが多い
我が家は チューリップ後の花壇を使い バジルを栽培する
昨年は 長雨と低温で 3度目の種蒔きで やっと目が出た時には
梅雨も後半になっていた
そんなこともあり とりわけうれしく感じられた
そのあまりの小ささに 困惑することがある
カメラを持って 双葉を探すのだが
一度見つけても 目を離すと 再び見つけのに時間がかかる
藤沢周平氏の作品を愛読するようになってから
かなりの年月となるが
「名もなき小さな者」を主人公にする藤沢作品に
いつも感情移入して読み耽っていた自分がいた
時に涙し 時に深く思いを馳せていた自分
その人生に光があたらなくても良い
「大成する」ことなど 露にも思わなかった自分がいた
出世とは縁遠く 頭が悪く不器用な自分のことは よく分かっていたからで
なおさら 藤沢作品には 勇気づけられてきた
こんな小さなバジルが
多くの人たちの食生活を豊かで楽しいものにする
キュウリの黄色い花は知らないけど
ダイコンの白い小さな花も知らないけど
その味は 人々を楽しませる
まさに願わしい境地
大切なことは 自らの家族を愛し
家族のために生きること
小さき者が 植物の小さな花からいつも教えられる

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