青森旅7月編 その1 ~爽快な海岸線ドライブ~
義母がショートステイで不在となるタイミングで
またもや 大好きな青森旅を
2泊3日で楽しんできた
青森は 県全体の土地の成り立ちがとても興味深く
火山性地形 陸繋島 海岸段丘 砂丘 風紋地形などなど
地形を眺めるだけでも とても面白い
他には 私たち夫婦が強い興味をもつ縄文遺跡
そして 青森ならではの海鮮もの・・・
ショートステイが決まってから わずか2週間先の
宿の予約となったが
その日程での 天気予報を確認した上で予約する必要があった
何せ
今回は 外でのお楽しみが多いため
雨が降らないタイミングで訪れたかったのだ
雨予報のない日程で お気に入りのホテルの空き状況をみたが
いつもの部屋は既に予約で埋まっていたため
やむなく それよりも狭い24平米の部屋を予約するしかなかった
狭い空間は 閉所恐怖症気味の私には
眩暈が起きてしまうため
自宅でも トイレなどでは
スマホでネット記事などを見て
気持ちを誤魔化して 用を済ますようにしている
経験上 ホテルの部屋の間取りが良ければ
23平米ほどのサイズなら なんとか過ごせるが
それ以下のサイズとなれば 予約するのを躊躇ってしまう・・・
今回は
初日に 気仙沼から小川原湖の西に位置する
二つ森貝塚(縄文世界遺産のひとつ)まで行って
さらにそこから 2時間かけて 青森市のホテルまで走ることになるため
車の運転は 往路だけでおよそ8時間というロングドライブ
八戸市までは 三陸道がメインルートになるが
そこから青森までは一般路を走る予定で
三陸道が約4時間 一般道も約4時間という計画
しかも今回は
青森旅では 経験したことがないほどの
晴天と低湿度という 最高の条件
美しい海と風景を眺めながら 気持ち良い風が吹く
そんな旅行初日だった
朝食を済ませ 7時半に 自宅を出発した
三陸道に乗り
広田湾 大船渡湾 吉浜海岸・・・と
青空と美しい三陸海岸の海を 眺めながら北に向かう
トイレ休憩を挟みながら
宮古市を過ぎると 鵜の巣断崖に代表される
北三陸特有の地層となり
海から垂直に100mを越える高さに切り立った
断崖の上を走るルートになる
これは 岩手の早池峰山を境に
南北の地層が異なるのは
南の地層と北の地層が 激しく衝突したために
早池峰山が形成されたことに起因する
そのため
宮古から北は 南三陸のリアス海岸とは異なり
断崖絶壁の海岸線となる
なので 宮古から北では
車から 海が見える頻度は減るが
その時がまた最高だった
北三陸の海の色は 格別の深い色合いに変わるのだ
海から切り立った標高150m以上の丘陵地の上を走る
そんな
まるで滑走路のような道路を
最高のお天気で車を走らせるのは 気分も上がるというもので・・・
通過する 谷間の深さにも目を見張り
凄い橋をかけたものだと感動する
特に梅雨の季節は 海霧が立つことが多い三陸海岸だけに
これほどまでの好条件で
南から北の海岸線を楽しめたことに 嬉々としたのだった
久慈市から北になると
時折 牧草地が見え 青空がぐっと広くなり
さらに気分も加速する・・・
八戸市の道路標示が見えてくると
テーブル状の丘陵地から下降し始め
前方に八戸の街が見え始めた
ここから先の地形は まるっきり別物になる・・・
最高だった三陸海岸ドライブを終えるのは 心残りがあったが
三陸道を降りて 種差海岸を目指す
種差海岸に着くと 既に11時半になっていた
朝食が早かったこともあり
おなかは空いていた
種差海岸の食堂で 妻は小サイズのウニ丼を食べ
私は海鮮丼を食べた・・・
いつも感じてしまうのだが
気仙沼で食べる海鮮丼の方が
鮮度も高く 美味しさも上
なので お出かけをするとカレーライスを選ぶことの多い私
いつも妻は そんな私の行動を笑うが
カレーライスなら どこで食べても
余程のことがない限り
不味いカレーライスには出会わないからである
今回の旅では
妻は どうしてもミョウバン処理していない生ウニ丼を食べたかったらしく
入った食堂では カレーラースが無かったので
仕方なく 海鮮丼を注文した私だった・・・
贅沢病・・・苦笑
食事を済ませて
種差海岸インフォメーションセンターまで車を移動し
それから のんびりと
固有種である天然芝の海辺を歩く
南方向に 極めて美しい海岸段丘が見える
連続する海岸段丘の 緩やかな下降線が そのまま水平線と繋がる
そして
花崗岩 凝灰角礫岩 デイサイトなどの火山性岩石が
海と天然芝を区切るように並んでいる
写真には入っていないが この左手には松林があり
変化に富んだ類い稀な美しさに 毎度 感動する
昨年の9月に来た時に
お揃いの赤いワンピースを着た3姉妹と思われる幼子が
笑い声を上げながら 手を繋いで
この芝生の上を 楽しそうに走り回り
少し離れたところから ご両親が見守っていた・・・
その時 妻が
葉祥明さんの絵にありそうだねと
笑顔で語っていたことを思い出した
昨年は猛暑日だったが
気温26度で 晴天の今日
ここに立って
4人の孫娘たちを ここに連れてきたい・・・
そう思った・・・
この美しい場所から離れがたい気持ちを抑え
八戸市内の馬渕川にかかる八太郎大橋をわたり
三沢市を抜けて 小川原湖へと向かった
「道の駅おがわら湖」で トイレ休憩を済ませ
湖岸へ・・・
小川原湖は青森県で最も大きな湖
ここもまた 美しい場所だった
小川原湖は 堰止湖である
興味深いことに
今では北海道にのみ生息する大型淡水魚のイトウが
この小川原湖でも生息していたということに驚いた
絶滅の理由は乱獲であるという・・・さもあらん・・・
このエリアは 下北半島の首の付け根にあたる部分だが
遠くに見える丘の地層は 火山性の凝灰岩と砂で形成され
その高さも 写真に写っている範囲では50mほどで
小川原湖の北には さらに複数の汽水域を形成する沼などがあり
その北である六ケ所村から
尻屋崎方向に標高500m前後の山々が連なる
太平洋側の海岸線は砂浜が多く
砂浜の少ない北三陸とは別の風景
とりわけ 猿ヶ森砂丘は
あまり知られてはいないが
あの鳥取砂丘よりも大きくて 日本一の砂丘としても有名
日本海と太平洋の干満による潮位差により
激しい潮流が発生する地域だけに
大量の砂が集められ
砂丘を形成したことは想像に難くない
さて
遠方の方は実感がないかもしれないが
この下北半島は とても大きな面積で
海岸線をぐるりと一筆書きしようと思うと
とんでもない 距離と時間になる
そのため
青森好きの私たち夫婦であっても
初めてドライブしたのが かれこれ20年ほど前・・・
その時は 曇り時々 土砂降りの雨・・・で
一日がかりで 時計回りに車を走らせてはみたものの
時間が不足し
大間から 三沢まで戻るのが精一杯だった
2度目の挑戦で 尻屋崎を目指したことがあったが
陸奥横浜駅の手前あたりで
想定外の大雨となり道路冠水の通行止め・・・
下北半島に行くと ほとんどが凄い雨となるようで
なんだか 嫌われているようだった
つまり 下北半島は
大間から東には行ったことがないのだった
さて この日は
小川原湖から 最終目的地である 二ツ森貝塚へ向かった
次回へ
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