ダウンドラフト構造の薪ストーブ改良

2022年の冬に

あれこれと作っては壊すという 試行錯誤を繰り返した結果


やっと辿り着いたのが

3個のペール缶と断熱用の素材を使った

ダウンドラフト構造という2次燃焼ストーブ


以来

何度か使ってみて

手直しすべき点がふたつあることに気が付いてはいたが 

放置したままだった


放置し続けた理由は単純で 

アイディアが浮かばないからだった


やっと アイディアが浮かんで 

ひとつ目を解決することにした


これまでの写真だが 丸囲みが破損した場所


このT字型煙突全体にガタがきて

隙間が発生した


そこで今回

ダウンドラフト構造部を解体し

内部の要のひとつである断熱材をさらに増やした上で

その構造からも ガタが発生し難いエビ管という煙突に交換した 


この煙突の組付け手順だが

溶接技術と道具がないため 

接合部は 切って折り返した部分を

ステンレスボルト・ナットとステンレスワイヤーで固定した上に

隙間を減らすために 耐熱パテを盛った


耐熱パテが乾燥したら軽くやすりがけをして

耐熱塗装を行った


さらに 排熱を維持するには

煙突全体を2重の断熱煙突にするのが 最も望ましい方法だが

そんなことは重量バランスの上で 好ましくなく

しかも かなりの高額となってしまう・・・


そこで これまでと同様に

耐熱テープを必要最小限で使ってみるという

とてもチープな作戦で 

温度低下に抗うことにした 


さすがに曲がりの部分は うまく巻けないので


煙突の温度低下は

最適な2次燃焼に影響を及ぼすことは

十分に理解してはいるが

この程度が 今の自分にすれば

精一杯のレベル


そして 

火を入れてみた
 

耐熱塗料が焼けたことで発生する煙が収まった後 

これまでと同様に 

天板にダッジオーブン用のロストルを置き

その上にサツマイモを並べて蓋をした


もちろんサツマイモは

濡れたキッチンペーパーとアルミホイルで巻いてのこと


期待した燃焼状態は 期待以上となった


薪の消費が増えたことが その証拠 


しかも 

次の写真のように 見事な無煙状態になり

点火した後の 煙が出ている時間がずっと短くなったのは

内部の断熱構造と煙突の改善の効果だと判断した


上の写真は 焚口の蓋をした状態での

安定した燃焼状態であり

見事なまでの無煙の2次燃焼・・・

しかも

これまで以上にストーブの輻射が熱くて 

かなりの薄着になって 薪を投入していた時に・・・


・・・思い出した・・・


あの大震災を 雪が降る時期に経験したことが

この薪ストーブ作りのきっかけになった


戸外で十分な暖を取りながら 

鍋底を黒く煤けない状態で調理もできる道具が

あの時は 

心底 欲しかった・・・


・・・話を戻す


50分をかけて サツマイモをじっくりと焼き上げた


とはいえ

当初の火力が 想定外に強くなったため

途中から 燃焼を抑えはしたが 時既に遅し・・・

やはり焦げが発生してしまった・・・


それでも

ふわふわ ほくほく あつあつ の

とても甘いものになり 

妻は「買ってきた焼き芋以上だね」とうれしそう・・・


そして 

熾火が消えた後に エビ管を良く見ると


ステンレス特有の 良い色に焼けていた


さて ふたつ目の課題点は

燃焼そのものの調整幅を増やしたいということ


そのためにも

不足している竈の体積を増やしたい・・・


今回の焼き芋で その気持ちがさらに強くなった


常に強火のままとなっていて

中火の2次燃焼が実現できていない・・・

 
現状の場合

竈の高さが不足しているため 

とても密な状態で薪が燃えている

さらには 

焚口の高さが足りないため 

太い薪を入れることができないので

薪の投入が煩雑になってしまう

となると 強火での燃焼だけになってしまう
 

竈の体積を増やすことと

空気の取り入れ方をさらに工夫すること


しかも 市販の排気ダンパーを使わずに

無煙燃焼での安定した中火を実現したい


とはいえ

現時点では材料不足で

新たにペール缶が必要となる・・・


そこで いつもお世話になっているスバルディーラーに

廃棄予定となったペール缶をいただけないかとお願いし

快諾を得た


設計図は既に頭の中にある・・・


そして 

必要な買い物は 既に済ませた・・・



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