朝靄の中で

 昨夜も 寝室の窓を網戸にして寝た

そして 今朝


寝室の遮光カーテンを閉じていたので 

そのカーテンを少しばかり開け

窓ガラスの外側に貼り付けた外気温計を見る


アルコール計は22度を指し示していた


早速 誰もいない子供部屋の窓を網戸にし

それから 階段 リビング 1F突き当りの窓を網戸にし

湿度が溜まりがちな和室は 網戸にせず 除湿器をONにした


高気密高断熱の家は 

一度 高温になると なかなか温度が下がりにくく

建築部材に溜まってしまった熱量が排出されるまで

なかなか下がらないのも その宿命だが 

せいぜい 2日もあれば その悩みは ほぼ解決するのだ


賑やかだった森からの喧噪も減り

鳥たちの囀りも ほとんど聞こえなくなった

草地を刈り込んで管理している南庭からは

夜はコオロギが主役で 朝はさまざまな声が聞こえる


リビングの壁に貼り付けている温度計は

網戸にしてから1時間ほど経った今でも

あまり温度変化はしていないが 流石に湿度だけは上がった

森には朝靄がかかっているので 当たり前の結果だった


そろそろ窓を閉めて エアコンを除湿稼働させないと

妻とふたり分の大量の書籍は 湿っぽい匂いを出し始めるのだ

古くなった本処分しようと 妻と話してはいるが

読み返したりすることも多いことから

それもなかなか実行できずにいる


最近やっと 折口信夫の全集を読み始めたのだが

流石に読み進めるのに苦労する 

もちろん原文なので 稚拙な自分には壁が高く


行きつ戻りつしながら 読み進めると 

直ぐに深呼吸をしたくなる・・・


その格調高い文体には

時代の流れが失念を余儀なくしてしまった美しい日本語があり

その美しさを見出すのが愉快な作業となる

しかしながら

今朝は 深呼吸ではなくて

はあ〜・・・と深く溜息をついた


それは 久しく血流が滞っていた頭に 新鮮な血が流れてきた証か

はたまた 折口の文体の難解さに悲鳴を上げているのか・・・


さて 妻はといえば

未だに眠りを楽しんでいるようで

起きた気配がない


確実に私よりも2時間多い睡眠が必要なことは

これまでの暮らしで確信したこと・・・


先程 お湯を沸かしたので

そろそろ コロンビア産のコーヒーを淹れようと思う



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