2025年5月8日木曜日

北海道旅行5 運の悪さと運の良さ

長文になるが 

なんとか お付き合いいただきたい


さて 4月26日(土曜日)のこと 


前日の25日夕方のこと

ホテルの部屋でテレビニュースを視聴していたら

世界にひとつしかない 帯広ばんえい競馬開催中止のニュースが・・・


26日に行こうと思っていたのに かなりがっかりした訳で・・・


その記事を NHKのウェブニュースで見つけたので

保存しておいた

そこで 25日の夜は 

「ばんえい競馬場の予定は後にして 

明日の朝の天気予報を確認してから 行動を決めよう」ということにし

26日の朝を迎えたのだった


この日の朝食は キーマカレーを選んだ

これもまた 美味しかった


3日目となった リッチモンドホテル帯広駅前の朝食

さすがに慣れてきて 選んだメニューは限定されて

前の2回に比べたら かなりボリュームの少ない食事で

飲み物に 北海道限定の乳酸飲料のカツゲンを

グラスに注いで飲んでみた


いつものオレンジジュースとは別に

「北海道限定」という言葉に惹かれての 

私の人生で お初となったカツゲン


お味は特別なものではなく ごく普通の乳酸飲料で

ヤクルトほど甘くなく とても飲みやすかった


そういえば このランチョンマットに見覚えがあった

我が家のものと同じような・・・


北海道といえば ニトリが札幌で始まった企業だけに

ホテルのランチョンもニトリ製品なのかもしれない


食後は部屋に戻り この日の天気予報を見直して

日程を決めた


昨日よりも3度高くて 風も少し弱いようで

戸外の散策や活動には 良いタイミングかと思われた


ここまでの旅を振り返れば 

北海道に上陸した23日の苫小牧はかなりの雨だったが

雪がたくさん残る十勝連峰を越えるころには雨が止み

帯広に来てからは 夜間に少し雨が降った程度で

日中の雨は まったくなく

天気に恵まれた 帯広旅行の前半を終えたといえる


とはいえ

とても楽しみにしていた ばんえい競馬は開催中止になったけど

27日に ばんえい競馬場の場内施設を見学をすることにしたのだった


それにしても 

なんという運の悪さ・・・


さて この日の予定として組んだのは

午前中は ホテルから歩いて直ぐの 六花亭帯広本店に行き

午後は 真鍋庭園や六花亭アートビレッジを散策するという

かなりゆったりとした予定を組んだ


というのも

真鍋庭園と六花亭アートビレッジは 

かなり歩く距離が長いので

妻の足が心配・・・

でも妻は

「大丈夫 歩く!!!」と意気込みは半端ない・・・


話題の中にホテルのことが出てきた

ホテルの立地条件は

旅の楽しさを左右する重要な要素で

しかも

ホテルの朝食が とても美味しくて

ホテルの部屋も とても快適

そして 忘れてはならないことが

5連泊の車旅となれば 駐車場のこと


このホテルの駐車場はホテルが運営していて

連泊利用者には 立体駐車場の駐車枠が

泊数に応じて 優先的に確保され

入れなかった方々は 屋外駐車にある別の場所へ・・・


つまりは 5連泊する私たちの場合  

いつホテルに戻っても 駐車に心配することはなく

日中に何度 出入りしても料金が変わらず

しかも その駐車料金が格安・・・最高!!


こんなにも車旅に都合が良い 駅前のホテルがあることに 

ただただ驚くばかり


初日のチェックインの際に フロントに聞いてみて

ここの駐車場の利点に 目を丸くした私だった


前置きがかなり長くなったが

車をホテルに残したまま 9時50分ごろに徒歩で出発


六花亭帯広本店は 午前10時開店だったので

あちこち眺めながら のんびりと歩いたが

到着したのは 開店時間と同時だった

スイーツで有名な六花亭の帯広本店

そして

本店でしか食べられないという

さくさくパイ と マルセイアイスサンドのふたつ

飲みものは ホットコーヒー


妻は 念願のものを買い

食べたかったものを うれしそうな顔をして食べていた


その後は ホテルに戻り車に乗る予定だったが

まだ歩いていない道を歩いてみようということになり

来た道とは別の通りを歩いていたら 運よく


有名な馬車バーの車両だけが 

広場にポツンと置かれていたのを見ることができた 


夕方 食事で出掛けた時に 

お馬さんも見られたらいいなと思いながら ホテルに戻った


部屋に戻ることなく そのまま車に乗り込み

真鍋庭園に向かった

入園料を払って入場


真鍋庭園での目的は NHK朝ドラ「なつぞら」のロケセットで

ここに移築され 展示されているためである

主人公の幼馴染みの絵描きが住んでいた家と


そして

美しい樹木に囲まれた 小さな馬小屋があった


道の駅おとふけもそうだが

帯広は 粋なことをしてくれるものだと感心した


それもこれも 

帯広という街と人々の 懐の広さが為せることなんだろうと思った


長く過酷な開拓の歴史

そして 寒さが厳しいこの地で

生きることを決めた人々の想いを知るにつれ

帯広に来て良かったと思うばかりだった


庭園内も 見たことのない樹木が並び 

その立ち姿の美しさに見惚れるばかりだった


冬ごもりから明けたばかりの庭を 手入れする方々が

盛んに作業をされている中での見学だったが

良いものを見ることができたと思った


真鍋庭園を出た頃には 昼食時間になっていたが

さすがに 空腹感もないことから

昼食を食べずに 

六花亭アートビレッジへと移動

ここも冬ごもりから明けたばかりの施設で


入場料を払おうと受付に行ったら

「庭の手入れ前で 落ち葉が多く

花も咲いていないので 

入場無料です」

「足元に十分気を付けてください」・・・・


驚いた 

数々の美術作品を無料で観ることができるだなんて

これまた 粋な計らい・・・

「ラッキーだったね」と妻


とはいえ カシワの木が森を形成しているだけに 

大きな枯れ葉が 山積みになっていて 

どこが通路なのか分からない・・・


森の中に 素晴らしい作品が展示される建物が点在し

季節の良い時は 最高の散歩ができるなと思いながら 

通路を捜し歩いたのだった


かなりの距離を歩いたので 

午後3時を前にして ホテルに到着


部屋の洗濯機で2度目の洗濯・乾燥を始めた


暖かい日だったとはいえ 

最高気温が14度では さすがに身体も冷え

のんびりと部屋で休養し

淹れたコーヒーを飲みながら過ごしたが

ネットで馬車バーの情報を知り

もしかして

夕食後に お馬さんを見られそうな気がした


時間を逆算して 

その時間に合わせて 夕食に出かけた


この日は 2度目のおいしいぶた丼を食べようと思い

これまた 有名な「はげ天本店」に行くことにしたのだった

お店は天ぷらもおいしいとのことで


少し奮発して ぶた丼(6枚)と天ぷらのセットをいただいた

昼食抜きだったこともあり とても美味しくいただけた


妻もご飯少なめのぶた丼を食べたが

店を出た後 

「タレの味と 肉の焼き方は ぱんちょうの方が好みだった」と妻

私もまったく同感だった 


まあ私の味覚は 妻に育てられたのは間違いないことだから

感じる美味しさも 同じなのだろうと思った

でも スイーツ攻めだけは勘弁して欲しいのだった・・・


はげ天を後にして 馬車バーの出発地点付近を通ると

いました いました

とても優しい目をした 立派なお馬さん


ばんえい競馬を引退した後に

こうやって余生を過ごしているらしく

立ち姿も綺麗で あちこち飾られていた


名は「ムサシ」君だという


ダービーに出ているサラブレッド種とは異なるけど

見惚れてしまうような姿であった

 
「ばんえい競馬は見られないけど 満足したね」と私

妻は 頭をコクリと下げて同意してくれたけど

その後も じっと馬を見つめていた


それほど綺麗な姿だった 


ホテルに戻り 

洗濯ものを片付けた後

ゆっくりと大きなバスタブに浸り

早めに就寝した


次回は4月27日のこと




0 件のコメント:

コメントを投稿