2025年5月11日日曜日

北海道旅行6 十勝滞在も終わりが

フェリー移動も含めての7泊8日の帯広の旅も

残すところ2泊となり

思い残すことのないよう 帯広を満喫したいと考えていた

そんな4月27日(日曜日)のこと


6時半過ぎに起床し

TVでホテルインフォを観ると

レストランもかなり混雑しているようだった


それもその筈で 

世の中は ゴールデンウィークの最初の日曜日


昨夕から ホテル内には人が溢れていたのだった


私たちの部屋は エレベーターを待つ人たちの声が

あまり届かない 角部屋だったこともあり

それまでと同様に 静かな環境で昨夜を過ごせた


旅行者としては かなりのんびりとした起床だが

いつもと同じように レストランに行くと 

混雑が解消された後のようで 

エントランス前には 大きなバッグを携えた人であふれていた


私たちは連日 十勝を楽しむことに特化した旅だけに 

目的地の営業開始時刻に合わせて 

のんびりと出発すれば良いのだった 


顔馴染みのようになった レストランのスタッフの方々と

会話を楽しみながら 料理を選んだことだけは覚えている


4回目の朝食ともなれば そうなるのは必然か?・・・ 


朝食は おなかの健康を考えて

かなり少なめの量にしたので 写真はない 


部屋に戻り 天気予報を再度確認し

予定を話し合った


ともに今度の誕生日で 69歳となる私たち夫婦は

まだまだ元気と自負してはいるが 

胃腸だけじゃなく さすがに疲れを感じ始めていたのだった


この日は ばんえい競馬場と3度目の道の駅おとふけが

昨晩 話し合っていた目的地だったが

私にすれば GWの始まりの日曜日だけに 

どこに行くにしても駐車場が心配だった


ばんえい競馬が 馬インフルエンザのため開催中止となったものの

妻は 競馬場内にある「とかちむら」という売店が 

とても気になっているようだった


ホテルを出て 直ぐに ばんえい競馬場に到着したが 

既に駐車場は かなりの車・・・

入口にいた駐車場の係員に ゆずりあい駐車場利用証を見せたら

予想外に広い 障がい者専用駐車スペースに誘導してくれた


毎度のことだが 

このゆずりあい駐車場利用証を取得したことで

とても円滑に駐車場を利用できるのは とてもありがたい


ばんえい競馬場の一般駐車場は とても広くて 

車から降りて かなりの距離を歩くことになりそうな気配だったので

この日の妻の足のことを考えると とても助かった 


ギャンブルに まったく興味のない私と妻だが

人生初となる競馬場を見学

しかも世界にひとつしかない ばんえい競馬


年に数回だが買い物に行く 奥州市にもあるが

そんな地方競馬場すら見学したことがなかった


はてさて

この日は 馬インフルエンザの発症で

急遽 開催中止となたため 閑散としているのかと思ったが

私たちと同様に 観光で来ていた方々と

他の競馬場の情報画面を見ながら ギャンブルに勤しんでいる方々もいて

結構な人が 動いていた


とはいえ ばんえい競馬が開催されていれば 

どれほどの人が ここに溢れているのだろうかと思いを馳せた


全体を見通せる場所に出て 

何と呼ぶのだろうか 馬が一斉にスタートする場所を撮影

すると とても小さいものが ゆっくりと動いていることに気が付いた

ズームすると

インフルに罹患していない 若い馬なのだろう

おもりを乗せたそりを引いている姿だった 


あのような姿で 障害物を乗り越えて走るのだろうと 

この目にすることのできなかったレースに思いを馳せながら

妻と 静かに見守った


施設内には エレベーターが無いものかと探したが見つからず

妻は 「エレベーターでなくてもいいよ」と

ゆっくりと階段を上がり下りした後

施設を出る時になって エレベーターを見つけ

表示案内に不足を感じた私だった・・・


連続して建てられている 「馬の資料館」を見学し

開拓の歴史と切り離せない 展示資料を見て

緑ヶ丘公園内にある「帯広百年記念館」で見た資料の記憶と

重ね合わせた私たちだった


「人と馬が作った十勝」

その言葉の重さを さらに強く感じたのだった


そして妻のお目当て 

やはり場内にある「とかちむら産直市場」に入る


こういう場所に入ると 妻の足取りが軽くなるのはいつものことで

ちょっと目を離すと 私から離れてしまう・・・


妻は 重いものを持つことが 医師から禁じられているので

日頃から 私が買い物かごを持って 妻の後を付いて行くのが常だが

ことさら 今回の十勝旅では 

かなりのレベルで 私のことを忘れ 

自分の気持ちのままに移動する妻で

どうやら 

こんな時だけは 足の痛みを忘れてしまうらしい・・・笑


競馬場を出て 3度目となる道の駅「おとふけ」に移動

どれほど 「おとふけ」が気に入っているのだろう・・・


駐車場は車で溢れていたが 

ここでも ゆずりあい駐車スペースが空いていたので助かった


妻は 価格も含めて 土産品の見定めをしているようだった

ご希望の品が 高いと判断したらしく 

「おとふけ」では購入したものは僅かで 

昼食は 施設に入っているテナントで 

おなかに優しいうどんにすることにした・・・


・・・で 出てきたのは

歯ごたえ抜群のうどんだった 

注文されてから ゆで上げるらしく 味も良かった


昼食後は 十勝牧場の展望台を目指したが 

入口が閉鎖されていた・・・馬インフルのせいか・・・???

この展望台は諦めて 次の予定地になる 

音更町内の鈴蘭公園に寄った

ここでは 鳥に会えるのを楽しみにしていたため

双眼鏡を持参していたが 

悔しいかな かなりの強風・・・


出会えたのは 家の周りでも見られるシジュウカラとハシブトガラス・・・


この鈴蘭公園の桜は まだ蕾状態で

開花は まだまだ先のように思えた


満開が終わり 桜が散り始めた気仙沼を出発し 

十勝旅行の後半あたりで 

帯広の桜に会えるかなと 楽しみにはしていたが

やはり無理なようだった


直ぐ近くにある 無印良品とパピオというスーパーに入り

産直や道の駅ではない場所で買い物


無印良品では 妻が衣料品を探したが見つからず

その隣りのスーパーでは 品揃えが面白かった


あの「カツゲン」が 普通に売られていて 

紙パックでたくさん並んでいたのだ

 

北海道にしかないセイコーマートというコンビニでもそうだったが

地元色の強い商品群に 興味津々だった私


スーパーで 興味深い地元産の品を少しだけ購入し

この日も 早々にホテルに戻った 


連日のようにたくさん歩いたことで

妻の足も 「休め」と訴えているらしい・・・


妻は痛みのある場所に 痛み止めの湿布を貼った後

ソファに座って スマホを手にして

今回の旅に 心残りがないかどうかをチェックしていた 


どうやら 計画していた十勝の観光地やおいしいものを

十分に満喫したようで 満足げな様子で

「あとは キウス周堤墓群とウトナイ湖の道の駅くらいだね」と

千歳市にある世界遺産と道の駅のことを話題にした


すると妻は

「夕食はどうする?」と

私は

「昼はうどんだったけど 夜もおなかにやさしいものにしよう」

妻も

「そうしよう」と 意見が一致


結果

夕食は 駅内にある 

地元では有名な 「ますや」パンを食べてみようということになった

といっても 

帯広滞在の初日の夕方に そのパン屋に行ったら

ほとんどが売り切れてたこともあり 

「今日は日曜日だから 早めに行かないとダメかも?」

ということで

夕方5時を前に 駅ビル内にある ますやパン店に行くと

売り切れではなく 十分に間に合った・・・


買ってきたパンを 

これまた美味しい

ホテルオリジナルのコーヒーとともに味わった


パンの味に 少しばかり厳しい私たちにしても 

十勝産の小麦粉と ますやのパン作りに 満足した夕食だった 


何気に妻は 

「まちがいなく 体重は増えているね」

私は

「美味しいものを食べに来たのだから 反省する必要はないね」と・・・

続けざまに私は

「帰宅してからの 節制を図ればいいんじゃない」

妻は

「・・・減るかなあ」と


この日も 少し寒かったけど 雨のない一日だった


次回は 4月28日のこと



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