94歳の義母の介護が再開した
その介護度は4
最重度が5となるので そのひとつ手前といったところだが
その負担は かなりのもの・・・
写真のように
玄関前にスロープを設置するため
施設にロングステイをお願いしていたのだが
帰宅してから 僅か5日間で
その負担の大きさに
私たちの身体が悲鳴をあげた
出来上がったスロープのおかげで
送迎は楽にはなったものの
ほかの全ての面において
その負担が さらに増えたことを実感した
日に日に情況が厳しくなるのは 分かってはいたのだが・・・
家の中では 妻とふたりがかりで
義母の両側に立ち
義母を静かに立たせて ゆっくりと移動させるのだが
義母は 脚の裏に 自分の体重を乗せることが難しくなり
時には 自分の足で立つことすら忘れてしまうこともあり
義母の体重が 私たちの腕にのしかかってくることもある
となると
家の中での車椅子使用も視野に入れないといけないが
トイレの扉の前で 車いすから降ろす作業に難儀することが分かり
家の中では車椅子を使うことを避けることにし
私とふたりで移動させるという日々
妻の両足には 人口骨が入っている関係から
義母を支えることができるのは 右腕しか使えず
私は私で 腰椎の4個の椎間板すべてが潰れてしまっていて
腰痛があるのは日常的なこと
そのため
義母を立たせるときは 妻が右腕で支えるしかなく
私は左腕で 反対側から義母を支えることになる
結果
妻の足の痛みが少し強くなり始めた
かくいう私も
過去に左肘の靭帯損傷をしているにもかかわらず
左腕を使うしかなくなり
先日 左肘の痛みが再発してしまった
そんなこんなで
義母を眠らせた後
夜中にふたりで 痛み止めの湿布を貼る日々
妻の身体的負担を考えると もはや限界で
セラミック製の人工骨が 周囲の骨よりも硬いので
人口骨が周囲の骨を壊す可能性があるのだ・・・
そうなると 確実に妻は 足の手術のために再入院になると
担当医師から言われていた・・・
それだけは避けたいのが私の気持ち
このような状態を ケアマネージャーさんに伝えたところ
状況を理解してくださり
入所申し込みをしている施設に空きがでるまでの間
ショートあるいはロングのステイを繋げていくという計画に変更し
妻の身体的負担を軽減できるよう配慮してくださった
とはいえ
空き待ちが原則の入所のため
いつになるか分からないという曖昧な見通し・・・
都会なら すぐにでも入れる施設は多いのだが
田舎では 施設数そのものが少なく
待機者数も かなりの数になっているのが現状
妻にすれば 自分の親だけに
最後まで手をかけてあげたいという気持ちも理解できる
そして その気持ちと現実の間で
妻が 常に葛藤していることが手に取るように分かる
義母の「蝋燭の灯」を
決して軽視している訳ではないが
私にすれば 義母よりも妻が大切
明日からは またショートステイとなる義母
数日間だが また 休養ができる
私の周りに介護のお話多いです。遠い話と思っていたけれど我が身に…とかんじ。
返信削除私宅も、私達が老夫婦となりました、いつの間にか…
1日1日ですね。どうぞご無理なさらずお過ごし下さいませ。
お気遣いありがとうございます。
削除我が家から車で5分の場所にある施設に、義母をお願いすることができた今、月に2回ペースで面会をしている妻は、穏やかに過ごせている親の姿を見て、とても安心しているようです。
親の介護を経験し、初めて知ったその負担の大きさに、振り回された8年間でした。