3年越しのペール缶薪ストーブが完成

2021年の3月12日の投稿から始まった

一連の使用済みペール缶を活用した薪ストーブ製作が

やっと形になったので報告する


完成した 最新の姿が下の写真


次の写真は 2021年の第1作目


単純にペール缶をふたつ重ねて 

上の缶だけ 加工を施しているという

今思えば あまりにも手抜きで

2重にしたことで さして暖かくもないという・・・


今では この1作目で使っていた煙突を

ダウンドラフト構造の中心部分となるヒートライザーとして

断熱材と合わせて 新たにペール缶の中に閉じ込めて活用し

1作目で使用したペール缶素材は 2作目で使い切った・・・


その2作目は ペール缶を横置きにしての製作構想だったが

あえなく没・・・


そこで 

理想とする姿を再確認した・・


無煙燃焼により 鍋などの食器が煤けずに調理でき

その熱い天板は 蓋を乗せればオーブンにもなるという

そして

寒い冬でもストーブで暖がとれる 

そんな理想的な屋外用薪ストーブを作りたい


IHヒーターで調理をし 電気暖房に頼り切っていた我が家が

あの震災で 本当につらい思いをしたことが そもそもの動機・・・

しかも 

薪となる雑木は 西の森にいくらでもある・・・


そんな経過もあり

2年前に 理想を解決する構想が練り上がり

第3作目となった姿が つい先日までのもので


竈の高さが 現在の改良したものと比べて半分ほどで

竈部分の体積の不足のため 薪が少しでも太いと

竈に入り切れずに 写真のようにはみ出してしまう

そのため

良好な燃焼状態を作るのに 何度も薪割りを強いられるだけでなく

扉を閉じられないので 爆(は)ぜた熾(おき)が 

座っている自分の足元に飛び出しくる・・・


そんなことから

太い薪を使えることで手間を減らし

しかも

扉を閉めても 燃焼状態の良いものにしたい・・・


そこで 

竈部分の構想を練り直し

新たにペール缶を お世話になっている気仙沼スバル店さんからいただき

竈部分の作り直しにかかったのが 今年2月末


今回 新しくなった竈部分を ざっくりと説明すると

ペール缶を逆さまにして活用し

下部には 灰を出すための 取り外し窓を付け

焚口には扉を付けた


めざすところは

扉を常に閉じた状態での 

中火の2次燃焼


天板には 上に載せるダウンドラフト部とつながる

炎が通る穴を開け 

さらに 下部には

直径6mmの空気穴をぐるりと30個開けた


内部は 

底に モルタルとパーライト(軽石のような土壌改良剤)を

1対2で混ぜて 芯材を入れて固め 火床とした


火床とする このコンクリート部は 

内部の良い燃焼状態を維持するために

保温・蓄熱効果を持たせた


さらには

周囲に開けた30個の空気穴を活用するため 

その高さに合わせて 100均で買ってきた

cmほどの高さの脚が付いた ステンレス製水切りの上に

これまで竈だったペール缶の側面を切り抜いて

扉から出し入れできる2分割のロストルとして 

合計100個ほどの穴を開け 

その2枚を嵌合(かんごう)させるように工夫して敷いた


その結果

太い薪を入れることができ 

扉と灰の掻き出し窓を閉じると 

30個の空気穴が活躍し

コォー・・と小さな音を立てて燃える状態が出来上がった


これでやっと強火になってしまうことを避けることができ 

理想とする中火~弱火での2次燃焼が維持でき

しかも 

竈の高さが増したことで 肌で感じる暖かさも増え 

椅子に座って火の管理をしていると

眼鏡のレンズが歪むのではないかと心配になるほどだった


ちなみに その良好な燃焼状態で

上のダウンドラフト構造部を降ろし 竈だけで燃焼させてみたら 

大量の煙が出てきて 

火が消えそうになってしまっていたことから

ダウンドラフト構造と少し長めの煙突が生み出す

理想とする完全燃焼(2次燃焼あるいは3次燃焼)を実現できたようだ


さっそく 妻の大好物であるサツマイモを焼いた


今回は いつもよりも大きなサツマイモ(シルクスイート)を購入し 

これまでと同様に 約1時間かけて 

オーブンの蓋を載せて

じっくりと焼き上げたのだが

驚くほど甘い焼き芋になったので 妻は大喜び!


今回使用した薪の量は 

長く燃焼させたこともあり これまでよりも増えたかもしれないが

それでも 薪の投入回数が減り

煙突から出る煙の絶対量も さらに抑制できたと感じた


これが 無煙燃焼状態の煙突先端で

樹木の映像(左方向)が 

熱で揺らいでいるのがお分かりいただけるだろうか


煙突の先に手をかざすと かなり熱くて 

もしかすると 

ここでお湯も沸かせるのではないかと思えるほどだった


とはいえ 

この煙突部分も燃焼状態を維持するためには重要な長さであり

この煙突を短いものに替えて 

100均で売っているキャンプ用の五徳を乗せて

やかんを乗せるのも策かもしれないが

やかんが煤けてしまうのは 理想とは離れてしまうが 

災害時は そんなことは言っていられないだろうから

そのパーツも増やそうかと思っている


何はともあれ

既にある 上半分のダウンドラフト本体の

ヒートライザー部にパーライトを使用した断熱構造も含め

全体として

かなり複雑な構造になってしまったことは否めない


実際のところ この新しい写真を撮影してから

竈に取っ手を付けたり ロストルを再加工したりと

さらに手を加えてしまったが 

満足の仕上がりになったことは言うまでもない


ということで 薪ストーブ製作は完結


さてと次は 何を始めようかなあ~~~



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